2017.06.30 Friday
高一娘の涙
おかあさん、あのね。
クラスで嫌われてる子がいてね
昼にひとりだったから、お弁当一緒に食べる?って声かけて
一緒に食べたんだけど
それがちょっと前からなんだけど
グループの子たちが嫌だって言ってて
一緒が嫌だから、じゃあ私とその子二人で、っていうのはその子たちは嫌で、私とは一緒がいいって言ってくれてて、わたしもそうなんだけど
つまりその子を外したいってことなんだけど
確かにその子は一緒にいるとネガティブなことを言うんだけど
「私どうせみんなに嫌われてるし」「あの子も私を嫌ってるし」とか
否定してほしい感じのことを言うんだけど
かまってほしいんだろうけど
あと人の悪口を言うらしいんだけど、私は聞いてないし
K(高校で一緒になった幼なじみの男の子)もクラスが一緒になった時に「あいつはやめとけ」みたいなことを言ってたんだけど
私は嫌なことされたわけじゃないし
好きでも嫌いでもないというか
なんでそんなに嫌われてるかわからないんだけど
普通に仲良くすればいいと思うんだけど
みんなは一緒は嫌だって言ってて
でも私とその子と二人、ってなると今のグループの子たちと一緒にいたいなと思うし
私がNOって言ったらひとりになっちゃうし
今、かわいそうだから一緒にいるわけじゃなくて
でも、ひとりぼっちになるのはかわいそうだと思うし
みんなは一緒は嫌だ、って言うし
クラスの男子も女子もみんな嫌ってるって言うし
たぶん担任の先生に言っても無理そうだし
XXの先生があの子はグループを壊すから気をつけてねって言ったらしくて(!?)
どうしたらいいんだろう
晩御飯食べながら話してくれました。
「難しいね。あなたが嫌ってるわけじゃないのにうまくいかないのは困っちゃうね」
涙がぽろり。
誰かを傷つけることも傷つけられることもしたくない。
ほどほどに距離を保って仲良くすればいい。
派閥とか、好きだ嫌いだは、したくない。
そんな彼女になった理由は、たぶん二つ。
ひとつは彼女が小学校高学年で味わった友達トラブルから学んだからだと思います。
今でもそりゃないだろ、あの手紙暴露してやりたかったーと私が熱くなってしまうような、女子の陰湿なやりとりがありました。あれから、「私たち、親友ね!!」みたいなものから距離を置くようになった彼女。
中学のソフト部では、サバサバしたいい関係が築けて、よかったな、と思っていました。
もうひとつは、大好きな従姉妹の存在。
あこがれのYちゃんとMちゃんのようになりたい、とモデルにしています。
小さい子に優しいのも、彼女たちを見習って。
「Mちゃんが同じ立場だったら、きっとその子はMちゃんと一緒にいるね」
「Mちゃん優しいから、同じことになってるだろうね」と言うと、
「それはだめ。Mがその子と一緒に孤立しちゃうのは、いやだし、そう言う」と。
この問題に、正解はない。
願わくば、クラス全体がちょっとだけ大人になってくれたらいいなと保護者の一人として願います。
社会に出たら、いろんな人がいるから。
困ることや理不尽なことや嫌なこともたくさん(逆もたくさんだけど)。
その時に困らないように、困ったらどうしたらいいかが考えられて行動できるように、それを今学んでいるんだから。
考えて、行動して、失敗して、悩んで、やり直して。
それができるのは命があるから。
恵まれているから。
よりよい人生を送るために、よりよい選択ができるように、
悩んで、失敗して、悔やんで、泣いて、乗り越えて。
どんな思い出になるのかわからないけど、未来につながる選択ができるように。
あなたなら越えられる。
母は、あなたを信じています。
泣いてもいいし、暴れてもいいし、ぼやいてもいいし、何してもいい。
あなたの信じた道をゆけ!
話を聞いたり、ハグするくらいしかできないけれど、
いつでもいくらでも、ハグするからねー!
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