2017.05.30 Tuesday
毎日の料理への「重い思い込み」が軽くなった本!中野佐和子『冷蔵庫から始める残さない暮らし』
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中野佐和子『冷蔵庫から始める残さない暮らし』
この本は、(・∀・)イイ!!
この著者、好き!と思いながら読み進められた、料理の考え方に関する本でした。
丁寧にきちんと暮らすのが正しいあり方だからそうしましょう、そうすべき、ではなく、いろいろ面倒だけど、だったらこうしたらいいんじゃない、ほら。というスタンスで書かれているので、上から叱られている感がまったくないのです。
なんだプロでもめんどくさいものはめんどくさいのか、と。
とはいえ、手抜きをしよう、はしょっちゃいましょう、ではなく、結果的にはきちんと丁寧に、にもなってるところに、これならズボラな自分でもできるかも、やりたい、と思うことができました。
例えば著者が大事に頼りにしてきたという年中行事。
その理由にびっくり。
「毎日の献立を考えるって、本当に面倒です。
そこにこの行事食を織り込むと、まず『献立を考えなくてもよい日』ができます。」(p126)
「自然とその時期の旬のものをいただくことにもなります。
いろいろな文化や習慣に触れる機会にもなります。
食事だけではなく、しょうぶ湯やゆず湯なども、季節感あふれたひとときを味わえます。」(p127)
すばらしい!(^_^)理にかなっている(←これ私のストライクキーワード)
極力、手間をかけず、でもおいしく、簡単に。
そのポリシーが貫かれていて、読んでいて爽快。
・だしの出るもの(干しエビ、干ししいたけ、干し貝柱など)でおいしく
・冷凍庫の下処理野菜は疲れて面倒な日に自分を助けてくれる
「最初に処理するときは少し面倒なのですが、『明日の私を助けてくれる』という呪文をかけながら作業します。」(p41-42)
私も習慣づいた玉ねぎのスライスの冷凍には「やっといてくれた私、ありがとー!また未来の私に向けて仕込むわね」と思えるようになりました。
チキンライスのつくり方。
「弱火で炒めると言っても、ずっとつきっきりで炒めるのは大変すぎます。要は『炒める』ことや『飴色にすること』に意味があるのではなくて、焦がさずにじっくりと火を入れていくことに意味があるので、蒸し煮にしてしまって構いません。」(p67)
なんて合理的。理にかなっている(^_^)
このあたりの無駄を省くが必要な手間は省かない姿勢が、見習いたいなあと思いました。
アメリカで代用食器を駆使して困らなかった経験から
「でも、『ネバならぬ』ように思っていたことは、『なんとでもなる』ことだったのです。」(p108)
「『値打ちもの』も大事だけれど、『いかに何度も楽しく使えるか』も大事です。」(p113)
疲れないように。
楽しむはずが、楽しめなくなる、なんてことがないように。
しっかり楽しむ時には楽しめるように。
もてなしに必要なのは、『吟味した素材と、立派な料理』ではなく、もてなす側も疲れないで楽しめる工夫をと提案。
後半は、楽に暮らすための仕組みづくりにも言及。
片づけに関して参考になる内容が続きます。
・すっきり暮らしたい、と物が必要、のバランスをいかにとるか
・個人の家でも総務部は必要
・リビングにはものがあふれることを理解し、その前提で収納を構築する
極意はこれかな、と思ったところ。
シンプルな冷蔵庫は、使命感にかられてではなく
「ただただ、日々の小さな、自分自身にとっても、
『必要のないもの、無駄なもの』
を避けて、
『残さないこと』
を心がけてきたことと、年を取ったことからくる体の変化に合わせて、自分が、
『こっちのほうがおいしい、こうしたい』
と思ったことが積み重なった結果なのです。」(p194)
彼女が選び取った、「ちょうどいい暮らし」。
自分も自分の「ちょうどいい暮らし」を選んでいきたい。
「その時その時を大切に、心地よく過ごしていくためには、生活をハード面からもソフト面からも常に意識しつつ、品物だけではなく、家族や生活、さらには自分自身への不平不満なども含め、すべてにおいて『ため込まず、残さない暮らし』を心がけていきたいと思っています。」(p194)
シンプルビューティー。
おうちも、料理も、あり方も、それをめざしたい。
そう思えて、ヒントも満載の一冊でした。
中野佐和子『冷蔵庫から始める残さない暮らし』
まとめ→【一覧】片づけに役立つ本
読んだ本の一覧&ガツンときたその本の一言はこちら。
読んだ本についてはこちら→「読んだ捨てる気になる本 」カテゴリ
Amazonインスタントストアにジャンル毎にまとめたのはこちら。

今日は名古屋へ。車中の友に、本を三冊鞄に入れて。
浜松のライフオーガナイザー、トトノエルの東條真紀でした。
お問い合わせはこちらからどうぞ(^_^)
ポチ!の応援励まされています。ありがとうございます。^^



中野佐和子『冷蔵庫から始める残さない暮らし』
この本は、(・∀・)イイ!!
この著者、好き!と思いながら読み進められた、料理の考え方に関する本でした。
丁寧にきちんと暮らすのが正しいあり方だからそうしましょう、そうすべき、ではなく、いろいろ面倒だけど、だったらこうしたらいいんじゃない、ほら。というスタンスで書かれているので、上から叱られている感がまったくないのです。
なんだプロでもめんどくさいものはめんどくさいのか、と。
とはいえ、手抜きをしよう、はしょっちゃいましょう、ではなく、結果的にはきちんと丁寧に、にもなってるところに、これならズボラな自分でもできるかも、やりたい、と思うことができました。
例えば著者が大事に頼りにしてきたという年中行事。
その理由にびっくり。
「毎日の献立を考えるって、本当に面倒です。
そこにこの行事食を織り込むと、まず『献立を考えなくてもよい日』ができます。」(p126)
「自然とその時期の旬のものをいただくことにもなります。
いろいろな文化や習慣に触れる機会にもなります。
食事だけではなく、しょうぶ湯やゆず湯なども、季節感あふれたひとときを味わえます。」(p127)
すばらしい!(^_^)理にかなっている(←これ私のストライクキーワード)
極力、手間をかけず、でもおいしく、簡単に。
そのポリシーが貫かれていて、読んでいて爽快。
・だしの出るもの(干しエビ、干ししいたけ、干し貝柱など)でおいしく
・冷凍庫の下処理野菜は疲れて面倒な日に自分を助けてくれる
「最初に処理するときは少し面倒なのですが、『明日の私を助けてくれる』という呪文をかけながら作業します。」(p41-42)
私も習慣づいた玉ねぎのスライスの冷凍には「やっといてくれた私、ありがとー!また未来の私に向けて仕込むわね」と思えるようになりました。
チキンライスのつくり方。
「弱火で炒めると言っても、ずっとつきっきりで炒めるのは大変すぎます。要は『炒める』ことや『飴色にすること』に意味があるのではなくて、焦がさずにじっくりと火を入れていくことに意味があるので、蒸し煮にしてしまって構いません。」(p67)
なんて合理的。理にかなっている(^_^)
このあたりの無駄を省くが必要な手間は省かない姿勢が、見習いたいなあと思いました。
アメリカで代用食器を駆使して困らなかった経験から
「でも、『ネバならぬ』ように思っていたことは、『なんとでもなる』ことだったのです。」(p108)
「『値打ちもの』も大事だけれど、『いかに何度も楽しく使えるか』も大事です。」(p113)
疲れないように。
楽しむはずが、楽しめなくなる、なんてことがないように。
しっかり楽しむ時には楽しめるように。
もてなしに必要なのは、『吟味した素材と、立派な料理』ではなく、もてなす側も疲れないで楽しめる工夫をと提案。
後半は、楽に暮らすための仕組みづくりにも言及。
片づけに関して参考になる内容が続きます。
・すっきり暮らしたい、と物が必要、のバランスをいかにとるか
・個人の家でも総務部は必要
・リビングにはものがあふれることを理解し、その前提で収納を構築する
極意はこれかな、と思ったところ。
シンプルな冷蔵庫は、使命感にかられてではなく
「ただただ、日々の小さな、自分自身にとっても、
『必要のないもの、無駄なもの』
を避けて、
『残さないこと』
を心がけてきたことと、年を取ったことからくる体の変化に合わせて、自分が、
『こっちのほうがおいしい、こうしたい』
と思ったことが積み重なった結果なのです。」(p194)
彼女が選び取った、「ちょうどいい暮らし」。
自分も自分の「ちょうどいい暮らし」を選んでいきたい。
「その時その時を大切に、心地よく過ごしていくためには、生活をハード面からもソフト面からも常に意識しつつ、品物だけではなく、家族や生活、さらには自分自身への不平不満なども含め、すべてにおいて『ため込まず、残さない暮らし』を心がけていきたいと思っています。」(p194)
シンプルビューティー。
おうちも、料理も、あり方も、それをめざしたい。
そう思えて、ヒントも満載の一冊でした。
中野佐和子『冷蔵庫から始める残さない暮らし』
まとめ→【一覧】片づけに役立つ本
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読んだ本についてはこちら→「読んだ捨てる気になる本 」カテゴリ
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今日は名古屋へ。車中の友に、本を三冊鞄に入れて。
浜松のライフオーガナイザー、トトノエルの東條真紀でした。
【トトノエルのレッスン、サービスについて】
思考の整理の一歩を踏み出したい方は
ライフオーガナイザー入門講座
静岡計画中 浜松 6/21(水) 残席2
一日の学びで思考と空間を整える力をつけたい方は
ライフオーガナイザー二級認定講座
浜松6/17(土) 静岡7/6(木)
具体的に話すことでトトノエたい方は
トトノエルカフェ5/31(水)名古屋 満席
読書会でこころをトトノエたい方は
M-Cafe浜松 6/15(木)残席1
こころのトトノエ方を学びたい方は
詳細はこちら→メンタルオーガナイズエッセンスセミナー@浜松 6/28(水)
東條のサポートで一緒に家をトトノエたい方は
「一緒にトトノエル」のご案内 7月以降訪問可能
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