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[片づけに役立つ本24]岸恵美子『ゴミ屋敷に棲む人々』
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ゴミ屋敷と言われる家に住む人たち。


(以前サポートしたお宅。あきらかなゴミはほとんどありませんでした
。とてもやさしい方でした)

悩ましい現実に対して、周囲は何ができるのか。またできないのか。

それを考える前に、現状を知ろう。
そう思った時に役立つ本。

まとめ→【一覧】片づけに役立つ本


岸恵美子『ゴミ屋敷に棲む人々

物に埋もれ、大量の物の中で(またはそれらでいっぱいのため、家に入れず屋外で)暮らす人々。
周辺の住人にとっても悩ましい状況。

著者によれば、それらは「セルフ・ネグレクト」ではないかと。

セルフ・ネグレクトはその場で命を断つわけではありません。自分の世話をしない、自分を放棄することによって、長い時間をかけて生命を脅かしていく行為です。」(p21)

マリア・P・パブロウは、セルフ・ネグレクトを次のように定義しています。
個人の、あるいは環境の衛生を継続的に怠る
QOL(Quality of Life=生活の質)を高めるために当然必要とされるいくつか、あるいはすべてのサービスを繰り返し拒否する
明らかに危険な行為により、自身が危険にさらされる
」(p23)

こういったことにより、自分自身の健康や安全を損なう選択を続けるということは、

言い換えれば、セルフ・ネグレクトは長い時間をかけて命を断つ自殺、つまり『消極的な自殺』とは言えるかもしれません。」(p22)

「生きていたい」に対して「生きていたくない」。
「生きることは楽しい」に対して「生きることはつらい」。
「なにかあっても大丈夫」に対して「なにかしら不安」。
「楽しいことが見つけられる」に対して「楽しいことが見つけられない」。
「分かち合える人間関係がある」に対して「分かち合える人間関係がない」
「さみしい時もある」に対して「ずっとさみしい」。
「さみしさはコトで埋められる」に対して「さみしさはモノで埋める」。
でもモノでさみしさは埋められないから、モノはひたすら増え続ける。

わたしの中の、ゴミ屋敷発生メカニズム(仮説)。

ひとは、さみしさを埋めずにはいられない。
コトで埋められるひとは、依存にはならない。
コトで埋められないひとは、ヒトかモノに頼ることを選択する。

行政がどこまで立ち入ることができるのか、についての記述が現実を考える上で役立ちます。
一言で言えば、愚行権と生存権のせめぎあい。

人は、『健康に悪い』とわかっていても、それをあえて行う『自由』が認められています。それは『愚行権』という権利です。愚行権とは、たとえほかの人から愚かな行為だと評価・判断されても、個人の領域に関する限り、邪魔されない自由のことです。(略)
つまり他の人から見て正しいからといって、何かを強制することは正当でない、という考え方です。
」(p132-133)

タバコ、飲酒、泥酔、ゲームセンター、ギャンブル、買い物依存、放浪癖、ネットサーフィン。

その一方で、日本国憲法にはこういう条項もあります。国民の権利及び義務として、第25条に『国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する』『国は、すべての生活部面について、社会福祉、社会保障及び公衆衛生の向上及び増進に努めなければならない』という『生存権』が定められています。」(p133)

また、老人福祉法でも老人の健康の保持や福祉に関する措置を講じることが定められていること。
さらに第2条では『老人は、多年にわたり社会の発展に寄与してきた者として、かつ、豊富な知識と経験を有する者として敬愛されるとともに、生きがいを持てる健全で安らかな生活を保障されるものとする』としています。」(p134)

これらを踏まえると、セルフ・ネグレクトは個人の自由意思に基づくものだから、放っておいてよいということにはならないと、私は考えています。」(p134)

よって、国民の生存権(ご本人ならびに周辺住民の)を守るために、行政が改善に取り組む必要がある、と。

わたしが思うには、

さみしさを埋めること。
さみしさを埋められるような関わり方をすること(を選ぶこと)。
モノではなく、コトで埋められるような方法を知ること、実践すること。
それを支援すること。

時間はかかりますが、現状に対する対応とともに、予防も重要だと思います。

テレビでも取り上げらえるようになっているゴミ屋敷問題。
嫌悪感をあらわにするコメンテーターには、虫歯になっちゃったひとに「信じられないですね。ひどい虫歯。なんであんなになるまでほっておいたんでしょうね。周囲も迷惑ですね。」っていうようなものだなーと感じます。
「行政が介入して治療するのもやむを得ないですね」そんな印象を受けます。
視聴者の率直な感想を代弁するのが役目なら、それでいいのかな。

問題提起なら、もう一歩寄り添う姿勢、知識も伝えてもらえたらいいな。

磨かないのはなぜ。
磨きたくないのはなぜ。
磨けないのはなぜ。

理由があるし、対処もそして予防も重要。

虫歯抜いて終了、解決!とはならない。
時間がかかるし、そこにあたたかさがない限り、解決はしないし、繰り返されるように思います。

岸恵美子『ゴミ屋敷に棲む人々

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