2010.05.27 Thursday
[読んだ捨てる!本87]千代里『捨てれば入る福ふくそうじ』
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『捨てれば入る福ふくそうじ』
千代里
SDP
★千代里さまよりお礼の記事を!こちらこそありがとうございましたm(__)m→『千代里の福ふく日記』の『掃除をしたいあなた様へ』★
ちょっと先ゆくおねえさんの、届かなそうで、でも頑張ったら私も近づけるかも、という勇気とやる気をいただきました。
チャレンジすること、あきらめないこと、何かを選ぶことは何かを捨てること、何かを手放すことで得られるモノがあること、と、モノと人生をいかに大切にするかを学べるお得な一冊。
心に残ったところ。
「捨てきれずに溜めていた物をはき出した時、部屋からは何とごみ袋十七杯分の洋服が出ました。自分というものが定まっていなかったから、(略)
そんないくつもの”いつか○○””もしかしたら○○”でいっぱいになった、私の心の暮しの贅肉が我が目にさらされた瞬間でした。」(p24-25)
「あれも足りない、これも足りない、と不足に思う心を捨てて、今、身の回りで私の暮しを支えてくれている物を、心を込めて使おう。今、していることに全力を注ごう。」(p25)
「自分を支える心地よい住み家があってこそ、また、そんな家を作るため身体を使ってこそ人は自分にOKを出し、大きな仕事にも全力で取り組めるのかもしれません。」(p29)
芸者になるべく住み込みでお世話になった置屋の暮しから著者が学んだことの一つが、丁寧に生きるということ。
「どうでもいい物が、どうでもいい扱いを受けているのではなく、選び抜かれた大切な物が、心を込めて使われている。その物の数は多いけれど、どれにも”気”が入っているので、迷子にならずに与えられた”家”へきちんと帰っていけるのでしょう。」(p31)
「そんなふうに、身の回りのものに『ありがとう』の気持ちを持って接し、それらに支えられていることに気付いた生活には、そこにもここにも、いたるところに輝きがあります。そして、その輝きに包まれている人は、その存在そのものも輝き、周りを照らしていくと思うのです。」(p36)
輝きたい。だから、気持ちと行動が大事なんですね。
「小さなことを
『いつでも』
『きちんと』
『こつこつ』」(p41)
しかもそれを人知れずするとなおいい、と。
成績が悪くても、飲み込みが遅くても必ず伸びてくる子どものポイント。
「●元気にあいさつができる
●下駄箱に靴を入れる時、かかとを揃えて入れられる
●イスから立ち上がった時、そのイスを必ず元に戻してから次の行動に移れる」(p46)
子どもと一緒に、伸びていきたい母です。
「どうでもいいようなことの中に、大切なことがある。
どうでもいようだけど、なかなかできないことがたくさんある。
どうでもいいように見えることを人は見ている。」(p46-47)
日々ちまちまとどうでもいいようなモノを捨ててるだけのブログを、たくさんの方が見てくださってる。そこから何か拾っていってくださってる。感謝です。
「そうじができていない時、というのは、自分のことしか考えられていない時。」(p66)
芸者をやめた人生の転機に。
「あそこで手放せずにしがみついていたら、新しいことは何もやってこなかっただろう、今はそう思っています。」(p77)
一年前の派遣切り。
ショックでしたが、今は感謝しています。あれがなかったらきっと今もなんとなくやめられずに働いてました。
そのおかげで京都に行けたし、ライフオーガナイザーの講座を受けに行けたし、整理収納アドバイザーの認定講師の資格にもチャレンジして、セミナー講師を名乗って講座を開いたりもするようになりました。何が吉と出るかは本当にわからない。
頑張ってもまた汚れるそうじも、頑張っても失敗する人生も同じ。
「一見成果を生まなかったように見える努力は、必ず自分の力になっています。
別のところでその努力が役に立つことがきっとあります。」(p83)
「人にとってもモノにとっても、放っておかれることが一番つらい。」(p86)
「丁寧にモノとつき合う、その命を活かす、天寿を全うさせる。
そういう暮しを続ける中で、自らもその能力を生かせるようになったり、自分を大切にしたり、周りから大切にされるようになるのだと思います。」(p87)
思い出ものについて。
「しかし、そこには”手入れ”や”適切な管理”がおのずと必要になってきます。(略)そこでおすすめしたいのが、それらを一度見直し、気を入れ直す作業です。」(p96-97)
写真も子どもの作品もコレクションもすべて取っておくのか?手入れができるか?
できるだけの量を決めて、その量をめいっぱい慈しむ、そういう風にしていきたいと私は考えています。
「自分の作業の終わりを終わりととらえるのではなく、次に使う人が使いやすい状態に整えておくことまでを作業の終わりとすると、皆が気持ちよく過ごせるのでは」(p105)
後片付け,と言う言葉で思いました。
片付け、って後でするものだと思っていたけど、「後」をつけるくらいだから片付け自体は先も後もない。そして実は「先」片付けが行為自体を楽にし(取り出しやすい、使いやすい)後片付けを楽にする(戻しやすい)から、一番大事なのは「先片付け」だ!と。
段取り、とも言えるかもしれません。
そう思って最近やっとキモノの小物を取り出しやすく用意するようにしたら、着物を着る時に「あっ襟芯がなかった」「ひもが足りない」とかなくなりました。(レベルの低い話で恐縮です)
※あきゅーぴーさん、ヒントをありがとうございました。(*^-^*)
「一見マイナスに見えること、トラブルに思えることを避けて、見て見ないふりをしてしまうのと、正面から向き合い、対策を講じるのとでは、先々、天と地ほどの差が出ます。」(p114)
トラブルは、立ち止まって見渡してみたら、というメッセージなのかも。
確かにその時はつらくても、振り返ってみたらそのおかげで今のご縁や環境や恵みがあって、ありがたかったと思うことが今は多いです。
恩は順送り。
「そうじに限らず、本来の目的を忘れ、その手段のほうに熱中してしまい、望む結果から離れてしまうのはよくあることです。」(p124)
何のためにするそうじなのか。
誰のためにするのか。手段じゃなくて、目的を忘れないこと。
「雑巾を当て字で書けば、蔵と金
あちら福福(拭く拭く)こちら福々」(p142)
「身の回りのそうじ、心のそうじ、身体のそうじ、この三つは切っても切り話せないもので、心が曇っている時は、自然と身の回りも雑然としてきますし、体調がすぐれない時は、気分も落ち込みがちになります。」(p166)
「これはつまり、心、体、環境の中でどれかが不調になった時、他の二つからのアプローチによってその不調をよい状態へ変えることができるということです。」(p167)
これは確かにあります。改めて気づけてよかったです。
もったいない、をなくすためにできること。
「大切に使える物の質と量を知ったうえで、身の回りにあるもの全てを活かすことができれば、もったいない、と言わずに済みます。」(p196)
明確な価値観のもと、整理をする、というのが必須なのだと思います。
著者の経験から出た言葉は説得力がありました。
そしてやってみた人がたどり着くところも同じなんだな、と。
私も身の回りのモノを全て活かせるように、日々精進です。
『捨てれば入る福ふくそうじ』(Amazon)
『捨てれば入る福ふくそうじ』(楽天)
読んだ本の一覧&ガツンときたその本の一言はこちら。
Amazonインスタントストアにジャンル毎にまとめてみましたのはこちらです。
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『捨てれば入る福ふくそうじ』
千代里
SDP
★千代里さまよりお礼の記事を!こちらこそありがとうございましたm(__)m→『千代里の福ふく日記』の『掃除をしたいあなた様へ』★
ちょっと先ゆくおねえさんの、届かなそうで、でも頑張ったら私も近づけるかも、という勇気とやる気をいただきました。
チャレンジすること、あきらめないこと、何かを選ぶことは何かを捨てること、何かを手放すことで得られるモノがあること、と、モノと人生をいかに大切にするかを学べるお得な一冊。
心に残ったところ。
「捨てきれずに溜めていた物をはき出した時、部屋からは何とごみ袋十七杯分の洋服が出ました。自分というものが定まっていなかったから、(略)
そんないくつもの”いつか○○””もしかしたら○○”でいっぱいになった、私の心の暮しの贅肉が我が目にさらされた瞬間でした。」(p24-25)
「あれも足りない、これも足りない、と不足に思う心を捨てて、今、身の回りで私の暮しを支えてくれている物を、心を込めて使おう。今、していることに全力を注ごう。」(p25)
「自分を支える心地よい住み家があってこそ、また、そんな家を作るため身体を使ってこそ人は自分にOKを出し、大きな仕事にも全力で取り組めるのかもしれません。」(p29)
芸者になるべく住み込みでお世話になった置屋の暮しから著者が学んだことの一つが、丁寧に生きるということ。
「どうでもいい物が、どうでもいい扱いを受けているのではなく、選び抜かれた大切な物が、心を込めて使われている。その物の数は多いけれど、どれにも”気”が入っているので、迷子にならずに与えられた”家”へきちんと帰っていけるのでしょう。」(p31)
「そんなふうに、身の回りのものに『ありがとう』の気持ちを持って接し、それらに支えられていることに気付いた生活には、そこにもここにも、いたるところに輝きがあります。そして、その輝きに包まれている人は、その存在そのものも輝き、周りを照らしていくと思うのです。」(p36)
輝きたい。だから、気持ちと行動が大事なんですね。
「小さなことを
『いつでも』
『きちんと』
『こつこつ』」(p41)
しかもそれを人知れずするとなおいい、と。
成績が悪くても、飲み込みが遅くても必ず伸びてくる子どものポイント。
「●元気にあいさつができる
●下駄箱に靴を入れる時、かかとを揃えて入れられる
●イスから立ち上がった時、そのイスを必ず元に戻してから次の行動に移れる」(p46)
子どもと一緒に、伸びていきたい母です。
「どうでもいいようなことの中に、大切なことがある。
どうでもいようだけど、なかなかできないことがたくさんある。
どうでもいいように見えることを人は見ている。」(p46-47)
日々ちまちまとどうでもいいようなモノを捨ててるだけのブログを、たくさんの方が見てくださってる。そこから何か拾っていってくださってる。感謝です。
「そうじができていない時、というのは、自分のことしか考えられていない時。」(p66)
芸者をやめた人生の転機に。
「あそこで手放せずにしがみついていたら、新しいことは何もやってこなかっただろう、今はそう思っています。」(p77)
一年前の派遣切り。
ショックでしたが、今は感謝しています。あれがなかったらきっと今もなんとなくやめられずに働いてました。
そのおかげで京都に行けたし、ライフオーガナイザーの講座を受けに行けたし、整理収納アドバイザーの認定講師の資格にもチャレンジして、セミナー講師を名乗って講座を開いたりもするようになりました。何が吉と出るかは本当にわからない。
頑張ってもまた汚れるそうじも、頑張っても失敗する人生も同じ。
「一見成果を生まなかったように見える努力は、必ず自分の力になっています。
別のところでその努力が役に立つことがきっとあります。」(p83)
「人にとってもモノにとっても、放っておかれることが一番つらい。」(p86)
「丁寧にモノとつき合う、その命を活かす、天寿を全うさせる。
そういう暮しを続ける中で、自らもその能力を生かせるようになったり、自分を大切にしたり、周りから大切にされるようになるのだと思います。」(p87)
思い出ものについて。
「しかし、そこには”手入れ”や”適切な管理”がおのずと必要になってきます。(略)そこでおすすめしたいのが、それらを一度見直し、気を入れ直す作業です。」(p96-97)
写真も子どもの作品もコレクションもすべて取っておくのか?手入れができるか?
できるだけの量を決めて、その量をめいっぱい慈しむ、そういう風にしていきたいと私は考えています。
「自分の作業の終わりを終わりととらえるのではなく、次に使う人が使いやすい状態に整えておくことまでを作業の終わりとすると、皆が気持ちよく過ごせるのでは」(p105)
後片付け,と言う言葉で思いました。
片付け、って後でするものだと思っていたけど、「後」をつけるくらいだから片付け自体は先も後もない。そして実は「先」片付けが行為自体を楽にし(取り出しやすい、使いやすい)後片付けを楽にする(戻しやすい)から、一番大事なのは「先片付け」だ!と。
段取り、とも言えるかもしれません。
そう思って最近やっとキモノの小物を取り出しやすく用意するようにしたら、着物を着る時に「あっ襟芯がなかった」「ひもが足りない」とかなくなりました。(レベルの低い話で恐縮です)
※あきゅーぴーさん、ヒントをありがとうございました。(*^-^*)
「一見マイナスに見えること、トラブルに思えることを避けて、見て見ないふりをしてしまうのと、正面から向き合い、対策を講じるのとでは、先々、天と地ほどの差が出ます。」(p114)
トラブルは、立ち止まって見渡してみたら、というメッセージなのかも。
確かにその時はつらくても、振り返ってみたらそのおかげで今のご縁や環境や恵みがあって、ありがたかったと思うことが今は多いです。
恩は順送り。
「そうじに限らず、本来の目的を忘れ、その手段のほうに熱中してしまい、望む結果から離れてしまうのはよくあることです。」(p124)
何のためにするそうじなのか。
誰のためにするのか。手段じゃなくて、目的を忘れないこと。
「雑巾を当て字で書けば、蔵と金
あちら福福(拭く拭く)こちら福々」(p142)
「身の回りのそうじ、心のそうじ、身体のそうじ、この三つは切っても切り話せないもので、心が曇っている時は、自然と身の回りも雑然としてきますし、体調がすぐれない時は、気分も落ち込みがちになります。」(p166)
「これはつまり、心、体、環境の中でどれかが不調になった時、他の二つからのアプローチによってその不調をよい状態へ変えることができるということです。」(p167)
これは確かにあります。改めて気づけてよかったです。
もったいない、をなくすためにできること。
「大切に使える物の質と量を知ったうえで、身の回りにあるもの全てを活かすことができれば、もったいない、と言わずに済みます。」(p196)
明確な価値観のもと、整理をする、というのが必須なのだと思います。
著者の経験から出た言葉は説得力がありました。
そしてやってみた人がたどり着くところも同じなんだな、と。
私も身の回りのモノを全て活かせるように、日々精進です。
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