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[読んだ捨てる!本80]阿部 絢子『これならできる家事整理術』
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これならできる家事整理術
阿部 絢子
講談社

家事のプロ阿部絢子さんによる指南本です。

心に残ったところ。

ここまで溢れさせないためには、『履き捨て』の意識を導入しなければならない!と気づいたのです。『捨てる』という言葉は、私たちにとって禁句ですが、それより『持ちすぎ』のほうが、ムダが多く、わずらわしく、気持ちの負担も多く、禁句としなくてはいけないのではないでしょうか。」(p39)

以前は使えるモノを捨てるのも抵抗があったし(今もないわけじゃない)、置いておける限り取っておけば(いつか使うかも)と思っていました。

が、今はそのスペースがもったいない。
探し物や掃除に余計な時間がかかるのがもったいない。
捨てた方が豊かに生きられる。

と思うようになりました。実践はまだ途中ですが。
なのでここにはとても共感しました。
でも心に残ったというかひっかかったのは、やっぱり今も捨てちゃいけない、禁句を口にし、捨ててることに対する罪悪感が自分の中で大きいからなのかもしれません。
きっとまだ基準が確立していなくてぶれるからなのだと思います。

私たちは、あまりにも目標を高くしすぎているのではないか。雑誌の住宅は撮影のためにその空間だけキレイにしつらえた、いわばフィクションなのです。私たちの生活と比べられるものではないのです。ここをハッキリさせ、目標をもっと違うところに置くと、掃除は違った作業として生活にとけ込んでくるはずです。」(p68)

確かに、ゴミ箱がからっぽどころか、ゴミ箱置いてないやん、てことも最近モデルハウスの写真を見てて思うようになりました。アレはどこに置くの、とかアレの時はどうするの、とか、生活感をなくしすぎてる写真にはあこがれることもなくなってきたかも。
といって生活感ありありだと素敵に見えないだろうし、その辺を理解してるかどうかで違ってくるはず。

掃除嫌いが、簡単には好きになることはおそらくありません。でも、心地よく生活したい、と思い続けると、散らかったら元に戻す、汚れに気がついたら落とす、ホコリがあれば取る、っといったことが苦ではなくなり、自然に掃除と呼ばれる作業ができます。だまされた、と思って続けてみてください。」(p68-69)

掃除が好きになることはおそらくない。

あ、好きにならなくてもいいんだ。好きにならないままでも掃除ができるようになるんだ、とほっとできました。

掃除じゃなくて、汚れた時にちょっとキレイにする。
これだけで構えて掃除!としなくても適度にきれいな心地よい環境を手に入れることができる。なるほどー。
で。できるかというと、習慣づかないことにはどうにもならないわけで、そこが一番難しい。

それでもきっと、これしかなんだろうな、と思います。

掃除嫌いだから、掃除しないで済むようにする。

それにはちょこちょこ掃除、と。

torizoh師匠が言ってたそのまんま。

嫌いな掃除を少しでもやりやすくするコツとして紹介されていること。

例えば深呼吸。

そして、気合いを入れた掃除!ではなくて、あるものでとりあえずテキトーにしておくこと。時間も労力もかからずにいい加減で楽してできれば、つらくないから続くよね、と。

わかります。
一回きれいになったところはその後きれいにするのはすごく楽。
汚れはためちゃうから落としにくくなる訳で、汚れてすぐなら簡単にきれいになる。

でもさー。

と言いたくなる私、その理由がわかりました。

この「とりあえず、ちょこっと、その時」掃除って、とりあえず一度はきれいになった状態でないと無理。
まずはそこまでいかないとダメなんじゃないかと。

ギトギトのレンジ台をウエスでちょこっと拭きしたってほぼ無駄といっていいだろうし、一度は大掃除級の作業を終えたところがスタート地点なんだと思います。

我が家はスタート地点に立てたところもあるので、それに関してはとても共感。
楽さを知ってからは、大変になる前にやっとこう、と思えます。
が、まだスタート地点に立ててない場所に関しては、これは使えない。
そのためのモチベーションアップは別の本でさせてもらった方がよいのでしょう。
(なんて書いてる間にやれ)

冷蔵庫について。

腐らせない、カビさせないためには、食品がよく見通せるように庫内を整理します。」(p132)

常備品の位置を決める。
見えるようにする。
取出しやすく、戻しやすい。

これがポイント。
見えないモノはほぼ百発百中忘れてしまうから(ロイズの生チョコ以外)、見える!ということが必須だとやっとわかってきました。

捨てることについて。
家の中を旅するように、出会いながらモノと向き合って決断していきましょう、と提案されています。

旅して未知に出会うことが整理につながります。発見したモノをどうするか、です。そして、それが整理です。(略)始末するのか保存するのか、これが整理なのです。
せっかく未知と遭遇したにもかかわらず、そのまましまったのでは、整理になりません。面倒でしょうが、最後は必ず整理し、モノになんとか始末をつけなければならないのです。
」(p169)

結局面倒を、今するか先延ばしにしてちょっと先にするかなのだと思います。
面倒は、なくならない。
ならば、ちゃちゃっと今やっておいた方がいいんじゃないか。
いつかやらなくちゃ、という思いから解放されるから。スッキリするから。モノも心も。

「最期」までには自分でしておきたいもの。

そのためにいいものというか、必要なのが、チェックリスト。
自分のものさし。

これがあれば、いつまでも先延ばしにすることなく、悩み続けることなく、整理ができます、と。

今後使う予定がない、とか修理してまでいらないな、とか死ぬまで取っておきたいな、とかあると嫌な気持ちになる、とか今度あれに使おう、とか1年たってもこのままだったら捨てよう、とか。
その基準にそって分けていけば、整理もスムーズにいきそうです。

それでも捨てられないという人への最強?のアドバイス。

もし、火事になり、どれを持ち出すか、と迫られたら、何を残しますか?」(p170)

ほんとうに『もったいない』のは、整理せず、使いもせず、人にも譲らず、有効活用もせず、モノをしまっているだけの状態です。それはムダなスペースを使うムダな行為、ムダな保管なのです。
 もったいないという言葉の呪縛にとらわれず、ほんとうは何がもったいないのかをよく考えることです。(略)しっかりと現実を見て、時間や空間を効率よく活用できるように、始末すべきものは始末する、と考え直した方がよいでしょう。
」(p172)

もったいないが美徳の、戦前の捨てられないためこみ世代に対しても、ぴしゃり。

もったいないと、と言い続け、ためにため込んでしまったモノたちです。これをいったいいつ、どこで、誰が整理し、始末できるというのか。想像しただけで、私は真っ青になります。」(p172)

捨てることがいいことじゃない。
できれば捨てないですませたい。
でも捨てないことには始まらない。
だったら、「もったいない」に幻惑されないこと。

まだまだ、我が家は課題がいっぱい。
ということに気づかせていただいて、感謝です。

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コメント
>雑誌の住宅は撮影のためにその空間だけキレイにしつらえた、いわばフィクションなのです

まさにそうよね!と思います。
モデルハウス生活はありえない!!あったら気味悪い。
ホテルじゃないから、暮らしがあるんですものねぇ・・・。

阿部先生、精神論的なお話よりも科学的なお話が多い方で私もとても好きです。

いつだったか、講演会で冷蔵庫で一番腐らせるものに「きゅうり」とおしゃったことがあり、理由は水分がおおい食材は腐りやすいと、科学的な説明でした。

 最近忙しすぎて、よーく冷蔵庫のきゅうりを腐らせてだめにする私です。そのたびに阿部先生の顔が浮かびます。
| YUKKE | 2009/11/14 4:58 PM |
何でも捨てればいいというのではないけれど
何か捨ててみないとはじまらないですよね。

不要なものの少ない生活は精神的にもラクになれます。
整理に慣れて捨てられるようになったとしても捨てるのってやっぱり辛いから。捨てなくていいなら捨てたくないのは誰でも一緒かもしれない。
過剰に捨てる必要がなくなると気持ちが一気に軽くなります。
それまでの道のりは決して短くないけど
私もここ10年くらいかけて、ゆっくり、ゆっくり物を減らし、今は自分に合った物の量をキープしています。

やっぱり整理することってダイエットにそっくりですね。
精神的な部分とか特に☆
| m.maki | 2009/11/16 11:44 AM |
>YUKKEさん
コメントありがとうございます。
モデルハウスのようなおうちをキープされているYUKKEさんがおっしゃると、あれ?という気もいたしますが、やっぱりそうですよね。
生きてるからには入れたり出したり、ホコリも出ればたまるし。

科学的なお話、面白そうですね!
YUKKEさんのハンガーのこだわりや衣服をたたむ、つるの話などもそうでしたが、知識を得た上で判断することがとても大事だと思いました。
冷蔵庫・・・うちもチェックします。
| YUKKEさんへsonica | 2009/11/18 9:17 AM |
>m.makiさん
コメントありがとうございます。
そうですね、ほんと捨てるのはなるべく少ない方がいい。
でも、その暮らしの前には捨てることが必要。
頭でわかっていても、体が動かないことがあるのは、何か感情が納得できてないのかもしれません。(私の場合)

「過剰に捨てる必要がなくなると気持ちが一気に軽くなります」

その域に達せられるようにがんばります。
過程も楽しむ余裕を持ちながらが理想です。

物も体も頭も整理してスッキリ暮らしたいですね。
| m.makiさんへsonica | 2009/11/18 9:21 AM |
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