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[読んだ捨てる!本79]荒井 菊子『捨てる美徳・捨てない美徳』
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荒井 菊子『捨てる美徳・捨てない美徳
文芸社

数々の捨てる本(大塚さん風に言えば、レット・ゴーする気にさせる本)を読んできましたが、この一冊は「捨てる美徳とかいうけど、捨てない(捨てられない)美徳にもっと目を向けよう」という立ち位置で書かれたように感じました。

ぶっちゃけ、捨てないわよ何か?って印象を受けました。

著者の「捨てた方がすっきりしていいんだろうけど、やっぱり捨てられないわ〜戦前だもの〜でも〜」という揺らぎが読んでて私にはちとつらかったです。
「あなた捨て過ぎ」って叱られてるみたいで。→事実正解

だから逆に、捨てたくない、捨てられない人には心強い一冊となるかもしれません。

著者は昭和6年生まれの知性と行動力にあふれた女性。

子どもが独立して広い家から二人暮らしにちょうどいいサイズの家に引っ越し、たくさんの物を処分したそうです。
8LDKの戸建から3Kだから、相当な量だったと思われます。
この年代の方ならば、処分の過程で様々な葛藤があったことでしょう。また、残したモノは相当厳選されたモノでもあったはず。

心に残ったところ。

妙秀さんは着物をよそからいただいたりすると、縫い直して困っている人にあげたり、小物を作って人にあげたりして本当に欲のない人だった。だから妙秀さんが逝ったあと、身辺には何も残らず、単衣と袷が1枚ずつだけだったそうである。」(p13)

妙秀さんとは、本阿弥光悦さんの母上だそうです。
立つ鳥後を濁さずとはまさにこのこと。
とうていなれるとは思えないけれど、こういう方がいらっしゃることを心に留めておきたい、できる限り真似したいと思った素敵なエピソードでした。

…と、こんな話題があったりするので著者の目指すところもシンプルライフ推奨かと思いきや、その逆なのかな?と思う記述が続きます。

辰巳渚さんの著書『「捨てる!」技術 』で捨てられない親世代にも向けられた「それでも捨てなさい」というメッセージに対して背筋が寒くなるという著者。

何も急いで捨てることはない。人それぞれの人生が終ってから捨ててあげてもいいのではないだろうか。それまで、人は自分の好きな物に囲まれて生きる。それだっていいのではないか。人それぞれの価値観は違うのだから。」(p45)

人それぞれ価値観が違うのだから、たとえ親娘、兄妹と言えども、捨てなさいと言うのは傲慢とも言えるのではないだろうか?」(p35)

価値観の違い、って言ってしまうとそこで終ってしまうというか、難しさを感じました。
価値観の尊重は大切なことだけれども、捨てろというな、というのも同様に傲慢とも言えないかと思ってしまいました。

ここを読んで思い出したのは、余命数ヶ月の片づけられない女性の家財の整理で大変な思いをされたご家族の女性のブログと、遺品整理のプロが書かれた『遺品整理屋は見た!』。

人生が終ってから捨ててあげても…って、自分の死後、お片づけは任せた!私は生きてるうちはしたくないから!ってことだと思うのですが、それってどうかと。
著者は戦前の方だし、おそらく堅実にいいものを大切に長く使われてきただろうし、物がそんなに多すぎることもなく、ガラクタに囲まれて身動きがとれない状態でもないんだと思います。
だから遺品整理といってもほんとに彼女の場合はたいしたことがないのでそうおっしゃっているのかもしれません。それこそ、理想。

でも、現実には彼女のようなケースは稀だと思います。

あした死ぬかもしれないなどと言わないでもらいたい。』(p46)『そんなこと今から考える必要はないと思う。』(p48)とおっしゃる著者は、きっと毎日を悔いの残らぬよう過ごしてらっしゃるのでしょう。そして遺すモノもわずかで、遺族の手もそう煩わすことがない量なのでしょう。
それも理想。

そんな理想の暮らしがまだできてない自分は、やっぱり遺品どころかガラクタ、ゴミの山を少しでも減らしていかなきゃいけないなぁと思います。
ほんと、「死後は任せた!といってもあんだけしかないから大丈夫だよね」と言えたらいいなぁ。

ほんとにそうかな?と思ったこと。

捨てるのはいつでも捨てられる」(p58)

生活に支障がなければ何でもかんでも慌てて捨てなくてもいいじゃないかと著者はいいます。

私の場合、捨てるのは、何でもかんでも捨てたいからではなくて、捨てるのがいいことだからではもちろんなくて、自分が気持ちよく暮らしたいから。
使わないのに置いておいてもいいことはなく、むしろデメリットが多いから。
と、私は思うようになり、捨てることに向き合っています。
反省しながら。感謝しながら。
気持ちよく暮らせないのは、自分が要らないモノを買ったりもらったり捨てなかったりしてきたから。
これから捨てなくてもいい暮らしのために、今捨てることをしてるというか。リセット中です。

いつでも捨てられる、はウソだとも思います。
その考え方ではいつまでたっても捨てられない。私の場合はそう。

その辺の価値観(出た!)が違うんだろうなぁと思います。

捨てられない、じゃなくて捨てない、んですね。彼女は。それもありだと思います。

共感できたところ。

整理整頓、収納術について。
なんでも、自分の考えでやらなければモノは片付かない。」(p69)

自分にとってやりやすい、使いやすいかどうかは、自分でないとわからない。
自分のやり方を見つけることが継続して維持できるために必要なこと。

着物は一点物を。
自分の体に合うし、一点物だから決して飽きがこない。」(p106)

着物に限らず一点物の心意気で(オーダーに限らず)選び、使いたい。

ゴミの処分に関するトラブルについて。
大体、物が多すぎるから、こういうことになるのではないか。物あまりだから捨てる。それなら始めから買わなければよいのだ。」(p114)

おっしゃる通りです。
買い過ぎに注意。
安物買いの銭失い(時間もスペースも心の余裕までも失っている恐ろしさ!)にならないように。先日もしたばかりの私、特に要注意です。

捨てる(捨てない)ことに対して、いろんな考えの方がいらっしゃる、そしていていいのだ、自分のスタイルを持つというのは大切なことだし、それを尊重することもまたとても重要であり、難しくてもできるようにならねばと思えた一冊でした。

「あした死ぬかもしれない」とは人に対しては言わないけど、自分に対しては「あした死ぬかもしれない」と思って生きていきたいと思います。

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コメント
はじめましてお邪魔します。
遠い親せきにあたるおばさま(母の兄のお嫁さんの姉妹・未婚)が、検査入院のまま自宅に帰れずお亡くなりになったことがありました。
母や叔母たちが片付けと遺品整理を手伝いに行ったのですが、ハンドバッグにはハンカチや小銭、外した指輪が入ったままだったそうです。入院の前にお出かけされた、そのままのようだったと。たくさんの着物も、小物もそのまま。
そこの家のお片付けの話を色々聞いたら、やはり日常の捨てる・整理するということが大事なのだなぁ、と心から思うようになりました。
今自宅の片づけをしているのですが(リフォームの予定があるため)物を前にして迷った時、何となくおばさまのことが心に浮かぶと、踏ん切りがついて処分できたものがいくつもありました。

母からサイズが合うから、とおばさまの指輪を一ついただいたのですが、真ん中に小さな真珠のはまった桜の指輪。お花見の時期におめでたい席でもあったのでしょうか。どんな楽しい時を過ごされたんでしょうか。
指輪はそっとしまってあります。
| ちゃーちゃん | 2009/11/10 12:53 PM |
>ちゃーちゃんさん
初めまして。コメントありがとうございます。
親戚の方の遺品整理に携わった経験がおありなんですね。
その時に感じた思いが、リフォームの準備で迷った時の判断の助けになってるとのこと、おばさまのおかげでもあり、ありがたいことですね。

指輪のエピソードもなんだか考えさせられます。
町田貞子さんも指ぬきを大切な人に大切に伝えてたという話を思い出しました。

本当に大切なモノを見失うことなく、具体的に大切にする。
頭でわかっていてもなかなかできないことですが、自然とできるよう、意識し続けて習慣にしていきたいです。
| ちゃーちゃんさんへsonica | 2009/11/11 12:24 AM |
sonicaさん

お久しぶりです。
いつもsonicaさんのブログにははっとさせていただいてばかりです。
整理収納は人生と同じでひとそれぞれ。
難しくもあり、楽しくもあり。

結局、整理収納を突き詰めていくと
自分の物の持ち方、生き方にまで発展していきますね。
| m.maki | 2009/11/12 9:45 AM |
>m.makiさん
お久しぶりです。
コメントありがとうございます。
この本はとても印象に残りました。そして大事な「気持ち」というのを尊重しないといけないなぁと。決めつけ勝ちな自分を反省しました。

モノとどうつきあうか、はどう生きていくかにつながるんだと私も思います。
まず自分がしっかりと向き合って生きていきたいですね。
| m.makiさんへsonica | 2009/11/13 2:44 PM |
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