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[読んだ捨てる!本74]坂本 信一 『ゴミにまみれて』
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ゴミにまみれて (ちくま文庫)
坂本 信一 『ゴミにまみれて

すべてのゴミを捨てる人(つまり私も、これを読んで下さっているあなたも)に読んでほしい、読むべきじゃないかと思った一冊でした。
ここで紹介しなくちゃいけない本だと強く感じました。

著者は映画業界で働くことを夢見ていた大卒の青年。
ゴミ収集の仕事に就いて、そこで見聞きし、体験したこと、感じたこと、悩み、希望、絶望を綴っています。

清掃作業員の現場で、彼が受ける様々なショック。

危険をともなう収集作業。
竹串が飛び出てささったり、農薬をびんに入れてそのまま出す人がいて、割れてその異臭で作業員の体調が悪くなったこと。

これほどまでに私達の存在が見えてない人がいるなんて、今日という今日は思い出しても恐ろしく、本当に腹が立って仕方ないのです。」(p69)

これが自分の仕事だったら。
これが家族の仕事だったら。

絶対できない、してほしくない、してはいけないはずのことを、してしまう。軽い気持ちで。面倒さに負けて。
それはなぜか?

使えるもの、壊れてもいないものを(時には新品のギフト)平気で捨ててしまうイマドキの人々。

物を大切にしない。浪費しても何も感じない。どんな物にもそれを苦労して作った「人」がいることを忘れてしまっている。飽きた、壊れた、家が狭くなったと言っては簡単に物を捨てる。それを治したり、必要とする人を探したり、再利用したりする手間をきらう。捨ててしまえばもう自分とは関係がないと思い、それがどうなるのか考えもしない。私達清掃作業員など、まるで存在しないかのようです。」(p59-60)

制作者と消費者との見えないつながり。
それを安売りが断ち切る。

安売りは浪費を助長するだけでなく、人の心も蝕んでいるのではないでしょうか。品物に対する愛着は、その品物を作った人の苦労を知ることでもあり、その品物を使い切ることは、その苦労に報いることでもあるはずです。」(p122)

つながりに価値を見いだせば、いい加減に扱うことなどできないはず、と著者はいいます。

価値あるものを作りたい生産者。
価値あるものを届けたい流通業者。
価値あるものを手に入れたい消費者。

であればゴミにならないモノが増え、ゴミも減るはず。

大量生産、大量消費、頻繁なモデルチェンジ、それをあおる広告戦略、流行に遅れまいと焦る消費者。

そろそろそれで本当に得するのは誰か、それで幸せになれるのか、なれたのか、考える時期が来ているように思います。

私は、そこからは降りたい。踊らされている部分もあるけれど、使えるモノを捨てている途中ではあるけれど、捨てない暮らしをするために、今行動しているつもり。

職場に絶望していた彼の目を覚まさせた信州の空き缶。
道ばたに平気で空き缶を捨てる人がいると思えば、信州のある町では、持ち帰り忘れた空き缶を取りに一山越えて戻ってくる人がいる。そういう人ばかりの町がある。

それは、住民が「自分の町」だと思っているからだと。

みんなが「自分の町」だと思えばみんながきれいにしようとするだろう、まずはゴミがどうなっているか知ることからだと彼は訴えます。

偏見は無知からだから、私もその通りだと思います。
まずは知ることから。

私自身も、捨てる時のことを考えて、ものと向き合う(欲しいか、買いたいのか、買うのか、もらうのか)ことを常に意識していたいと思います。
以前に比べたら粗品もいらないものは固辞するようになったけれど、まだまだです。

リサイクルについて。

・リサイクル=善 ではない。まずは省エネ、省資源。浪費をやめること。

社会のあり方を変え、不便さも受け入れる生活を築いていかないことには、本当のリサイクル社会などあり得ません。」(p263-264)

子どもに、子どもの子どもに、ゴミであふれた未来を残さないために、今自分ができることをする。それが大事かなぁ。

著者の人間としての強さを感じた言葉。

常にいろいろな問題を突きつけて来るこの仕事は、怠け者で自惚れ屋の私の気持ちを引き締め、自己を見つめ直させてくれたり、時には甘えた思いに冷水を浴びせたりして、案外この私を育ててくれているのかもしれません。」(p191)

彼はきっと他の職場にいても、何からでも学べる人なのだと思います。
誇ってもいいはずの息子の職業を認められず公にすることができないでいる母へのメッセージ。
これは清掃作業に関わるすべての人から、清掃作業者のお世話になっているすべての人へのメッセージ。

でもね母さん、この仕事そんなに悪い仕事でもないですよ。
僕らがいなかったら、母さんだって困るでしょ。
なかなか気づいてもらえないけど、大切ないい仕事なんですよ。
母さん、息子はその人生を不器用ながらも一生懸命生きてます。
母さん、息子はよき伴侶と可愛い子供に恵まれ、日々の暮らしを楽しんでいます。
」(p265)

ゴミは出したら終わり、じゃない。

過去の粗大ゴミ捨て(無駄な買い物貰い物のなれの果て)記録
捨てたモノ *粗大ゴミ*』(2006.11.07)
[BEFORE&AFTER(庭)]七転び八起きのガーデニング』(2006.12.21)
捨てたモノ 2007年の粗大ゴミ』(2007.11.05)
捨てたモノ*粗大ゴミ四たび』(2007.11.24)
捨てたモノ8/18(粗大ゴミ)』(2008.08.18)

坂本 信一 『ゴミにまみれて 』(Amazon)
ゴミにまみれて』(楽天)→売り切れのようです

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コメント
この本、図書館で手にとって
ぱらぱらとめくって元に戻した本でした。
(貸出最大数を手に持っていたので)

やっぱり今度借りて読みますね!
教えてくれて、ありがとうです^^
| M | 2009/06/08 10:17 AM |
暫く前の広報に、ゴミ収集車で中身が残ったスプレー缶が爆発した様子が載ってました。ご本人もご家族も、どれだけ大変だった事か…。胸が痛みます。私の携帯、2年前に購入して、電池の持ちが悪くなったので、電池パックを交換(無料)。新しい物に惹かれるけど、高いし。壊れた訳じゃ無いから、使い倒します。
| ナナ | 2009/06/08 1:47 PM |
『北の国から』の純くんを思い出しました。富良野で清掃員として働き出すのだけど、何の仕事してる?と聞かれて答えられない純くん。ある日、ナナさんのコメントにもあるようなスプレー缶破裂事故にあうんです。収集車が燃えるシーンが、衝撃的でした。
その場面を見たおかげで、私もモノを捨てるときに慎重になりました。

私の周りにあるモノ全て、処分するときには必ず人の手を煩わせることを忘れないようにしたいと思います。
ゴミの日に回収場所に出したらおしまいって思ってしまうけど絶対そうじゃないもんね。
いい本を紹介してくれてありがとう!
今度、図書館で探してみます。
| あさか | 2009/06/09 11:21 AM |
こんにちは。
ゴミ分別のまったくなかった地域から分別の厳しい今の地域に越してきた頃、ポテトチップスの袋のようなアルミを貼り合わせた樹脂袋はプラスチックゴミになるのか普通ゴミに出せばいいのか等、分別のわからないものがいくつかあったので市役所に問い合わせたら、
「さあ、どうでしょうね。とりあえずプラスチックごみに入れておいたら、再生可能品を選り分ける仕分けの人が判断するでしょう」という返事をもらい、人が手でひとつひとつ分けているんだと知って驚いて、ゴミの出し方が変わりました。
(それにしても、この市役所の返事はどうかと。処理場の連絡先を聞いて直接問い合わせ直しました。)

知り合いの外国人(見た目はファンファン大佐)で、母国でのホワイトカラーの仕事を辞めて日本に来てゴミ収集車に乗っている人がいますが、その人が
「自分の出したゴミがそのあと誰の手でどう処理されるのをまったく想像しない人がいる」と悲しそうに話していたのを思い出しました。
知らないことは罪ですね。
私も、見えない部分は目に入らず気付かない事が多いので、気を付けなければと思います。
| カリノ | 2009/06/09 12:14 PM |
物を減らす事ばかりに意識がいっていて、
その後の事ってあまり考えていませんでした。

多少のエコの知識というか意識という点で、分別には気を遣っていますが、
本当にそういったことを考えるのならば、
家に入れる前の段階から、本当に必要なのかどうか考えないといけませんね。

私は基本貧乏症で、なんでもなるべく安く済ませたいけれど、
それで失敗してしまう「安物買いの銭失い」タイプなんです。
でも、心のどこかで「安いからダメなら捨てればいいや」という思いがあったのかも。
そういう物の買い方をして失うのは、お金だけではないのかもしれませんね。

本当に気に入ったものだけを、長く大切にしていけるような生活をしたいものです。
まぁ、家にある物の要・不要も見分けられない今の段階では、遠い未来の話ですけど…(汗)

| えいと | 2009/06/09 10:24 PM |
>Mさん
ほんとおすすめしておいて私自身ができてるわけじゃないのでおはずかしいのですが、自分を知るのによい一冊だと思います。
ぜひご一読を^^
| Mさんへsonica | 2009/06/10 11:30 AM |
>ナナさん
スプレー缶爆発…危険すぎますね。自分や身内や友人が、と想像したら絶対できないことなのに。
学校でももっとゴミに関する教育をしてくれたらと思います。
家庭が一番大事ですけど。

私も今不要な消臭スプレーをこまめに消費中です。(臭いのでいっぺんにできない)早く使いきって、危なくなくして不燃で出させてもらおうと思っています。
ほんとうに捨てるのは大変。それを意識して買い物していきたいですね。
ナナさんの「壊れた訳じゃ無いから、使い倒します。」ステキ。^^
| ナナさんへsonica | 2009/06/10 11:35 AM |
>あさかさん

「私の周りにあるモノ全て、処分するときには必ず人の手を煩わせることを忘れないようにしたい」

処分だけじゃなくて、生きてるとどんなこともそうなんですよね。
誰の世話にもなってない、といきがっていたその昔の自分に教えてあげたい気分です。
いつでもおかげさま。だからできることをできるだけさせてもらう、そんな意識でいたいですね。
あさかさん、きっと鍵山さんの本もぐっときますよー。よかったら借りて読んでみて下さい。もう読んではるかしら?
| あさかさんへsonica | 2009/06/10 5:41 PM |
捨て本でも現場で働く人の本もあるんですね!
知りませんでした。
日々捨てられるゴミから感じることが沢山あるでしょうね。。こういう話こそゴールデンタイムでTV放送して
ほしいです。
ゴミ置き場に出したら最後、魔法のように自然とゴミが消ええる!という訳じゃないんですよね。
毎日いろんな物の新商品が出て、目新しい広告に踊らされ、流行りが終わればゴミになったり、一斉にオークションに出ていたり…。
そういうところからは卒業して、賢い消費者を目指したいですね。
| さっちん | 2009/06/14 6:13 PM |
>さっちんさん
カウンターパンチ、さっちんさんもくらいましたか?
福袋は私も何度も痛い目を見て、やっと目が覚めました。
潔く生きていきたいですね。
安物買いの銭失いをしないように。
| さっちんさんへsonica | 2009/06/16 11:15 PM |
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