2020.08.09 Sunday
長崎を思う日
11時2分をさして止まった柱時計。
2009年の旅の記録から、美しい地、長崎を思い出しました。
→『長崎への旅・2009秋(1)』
→『長崎への旅・2009秋(2)』
→『長崎への旅・2009秋(3)』
→『長崎への旅・2009秋(4)』
→『長崎への旅・2009秋(5)』
大浦天主堂。
野球にどっぷりはまっていた息子の勢いに押されて家族で行くことが出来た長崎。
また行く機会があれば嬉しい。
幾千の人の手足がふきとび
腸(はら)わたが流れ出て
人の体にうじ虫がわいた
息ある者は肉親をさがしもとめて
死がいを見つけ そして焼いた
人間を焼く煙が立ちのぼり
罪なき人の血が流れて浦上川を赤くそめた
ケロイドだけを残してやっと戦争が終(おわ)った
だけど……
父も母も もういない
兄も妹ももどってはこない
人は忘れやすく弱いものだから
あやまちをくり返す
だけど……
このことだけは忘れてはならない
このことだけはくり返してはならない
どんなことがあっても……
腸(はら)わたが流れ出て
人の体にうじ虫がわいた
息ある者は肉親をさがしもとめて
死がいを見つけ そして焼いた
人間を焼く煙が立ちのぼり
罪なき人の血が流れて浦上川を赤くそめた
ケロイドだけを残してやっと戦争が終(おわ)った
だけど……
父も母も もういない
兄も妹ももどってはこない
人は忘れやすく弱いものだから
あやまちをくり返す
だけど……
このことだけは忘れてはならない
このことだけはくり返してはならない
どんなことがあっても……
(1945年8月9日午前11時2分、17歳の時に原子爆弾により家族を失い、自らも大けがを負った山口カズ子さんがつづった詩)
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→令和2年 長崎平和宣言
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